まだまだいる熱帯魚
病院の待合室やホテルのロビーなどに観賞用としてアクアリウムがされています。綺麗な水槽の中には水草や珊瑚がレイアウトされ、色鮮やかな熱帯魚が泳いでいます。
そこに水槽があるとついつい覗き込んでしまいますよね。人間は優雅に泳いでいる魚たちを見ると心が落ち着き癒されます。わかりませんが、もしかしたらこれは遥か昔、私達生物が進化する前の海の中で生きていた頃の記憶が細胞に残っているからかもしれませんね。
私達が魚を飼い始めたのは、紀元前のシュメール文明の頃までさかのぼります。この頃に魚を捕獲し池の中で飼うということをしていたそうですが、これは飼育というよりも食用の魚を泳がせていた生簀のような役割でした。
観賞用魚を飼育し始めたのは、2000年ほど前の中国が宋と呼ばれていた時代です。この頃にフナが品種改良され金魚というものが誕生しました。この金魚を壺や瓶の中に入れて飼育していたのが、アクアリウムの始まりです。
それから約2000年。現代のアクアリウムは進化し、イベントまで開催され入場者数は万を超えています。それだけ、私達人間はストレスを抱えて生きているということでしょう。
このページでは、何10万種類もいる熱帯魚を何種類か紹介していきます。
エンゼルフィッシュ
エンゼルフィッシュはグッピーやネオンテトラなどと並び最もポピュラーな熱帯魚の一種です。ペットショップの熱帯魚コーナーに行くと高確率で見かけることができます。普通のエンゼルフィッシュでしたら1匹1,000円から2,000円で購入することができますが、エンゼルフィッシュには種類があり珍しいエンゼルフィッシュになると1匹数万円もする種類がいます。
アマゾン川流域に生息している淡水熱帯魚で、シクリッド科に属します。
成長すると15センチくらいまで大きくなり、木の葉のように薄く平たく、背びれ・腹びれ、尾びれが長く発達していて縦長の形をしています。
大きく色や柄も豊富で水槽に入れると目立ち、主役級の活躍をしてくれます。
その縦長のからだでゆったりと泳ぐさまはまるで天使のようで、そこからエンジェルフィッシュと呼ばれるようになりました。
その見た目とは裏腹に、肉食性の魚で、昆虫や甲殻類、さらには自分よりも小さい小魚などを捕食します。性格も獰猛で縄張り意識が強く攻撃的で、そのため飼育する際にはエンゼルフィッシュの口より小さい魚と一緒の水槽に入れるのは避けてください。
それでも熱帯魚の中では比較的飼育しやすい種類なので、アクアリウム初心者には向いています。寿命はだいたい5年前後です。
ネオンテトラ
ネオンテトラはグッピーやエンゼルフィッシュと並び最もポピュラーな熱帯魚です。ペットショップの熱帯魚コーナーでは必ず見かけることができる種類です。とても手に入りやすい種類で、ペットショップだと1匹100円以下で購入することができます。もともと群れで生息している種類なので、飼育する際も10匹以上で飼育することをおすすめします。
アマゾン川流域に生息している淡水熱帯魚で、カラシンと呼ばれる熱帯魚の一種です。性格はとても温和でほかの種類の魚と混泳させても争いを起こしません。
成長しても3センチくらいの小さな熱帯魚で、頭部から尾びれの付け根まで青いラインがあり、その下の腹びれから尾びれまでは赤のラインがあります。品種改良が行われ、アルビノネオンテトラやグリーンネオンテトラ、そしてダイヤモンドネオンテトラなどがいます。
ブラインシュリンプなどの淡水エビ、ミジンコ、水生昆虫などを捕食します。エサとして与えるのはブラインシュリンプが一般的です。
弱酸性の水なら一番ですが、そうである必要はありません。比較的水の悪化にも強いので初心者向けの熱帯魚です。ただし、水の悪化に強いからといって清掃をしてあげないとネオン病や白点病、ウーディニウム病を発症してしまうので、注意が必要です。
通常の寿命は2年程度です。
プラティ
プラティは正式には「サザンプラティフィッシュ」といい、淡水熱帯魚の中でとても人気のある熱帯魚です。品種改良される前は尾びれの部分に半月状の模様があったため別名「ムーンフィッシュ」とも呼ばれています。
原産地はメキシコやホンジュラス、グアテマラなどの中央アメリカでですが、現在流通しているプラティは品種改良されたものばかりで、原種であるプラティは市場にはあまり回ってきません。
ペットショップでは300~1,000円で購入することができます。
プラティの派生種がバリエーション豊富で、特にペットショップなどでよく販売されている、尾びれにミッキーマウスのシルエットに似ている柄が入っている「ミッキーマウス・プラティ」が可愛く人気で飼育する人が増えています。
プラティは温厚な性格でほかの熱帯魚ですと混泳しやすい熱帯魚です。特にグッピーと混泳させると仲良く泳ぐ姿を見られます。
また、適応能力も高く、初心者には最適な種類とも言えます。
寿命は1年~2年程度ですが、繁殖能力が高くオスとメスを同じ水槽で飼育するとあっという間に繁殖します。繁殖させたくない場合は、どちらかの個体だけで飼育しましょう。

